俺の名は範沢融志。
力で世界をねじ伏せてきたこの俺だが、ひとつ断言しておこう。
「投資を始める前に、やるべきことがある」
最近はやたらと「NISAだ」「積立投資だ」と吠える奴らが多い。
だがな――そういう奴に限って、財布の中身すら把握していない。
基礎なき者に、投資を語る資格はない。
今日は“戦う前の整え方”、教えてやる。
■ まず家計を管理しろ。“自分の城”の内部を知らずして外に出るな
戦に出る前に、自分の兵糧・兵士・武器を知らぬ将はいない。
にもかかわらず、貯金がいくらかも分からず投資に突っ込む奴が後を絶たん。
家計管理とは、自分の“経済体力”を数値化することだ。
まずはこうしろ:
- 毎月の収入をすべて書き出せ
- 固定費(家賃・保険・通信・ローン)を洗い出せ
- 変動費(食費・交際費・娯楽)を月別で把握せよ
- そこから20%の余力を捻出する体制を作れ
この“余力20%”こそが、お前の攻めに転じる体力だ。
■ 生活防衛費──これは“戦場に出る前の防具”だ
投資とは、勝つための戦いだ。
だが、戦いには常に想定外がある。
- 仕事を失う
- 病気やケガ
- 大きな出費(事故、引越し、家電故障)
そうした“緊急事態”に対応するための現金が、生活防衛費だ。
最低でも“半年分の生活費”を現金で確保せよ。
月25万円で生活しているなら、150万円。
これを銀行口座に“動かさずに”キープしろ。
これがあるだけで、心の安定が全く違う。
不測の事態にビクつかず、冷静に投資判断ができる状態を保てる。
防衛資金を持たずに、投資をすると、狼狽売りするハメになるぞ!
■ 投資は「少額」で練習から始めろ。“本番”を焦るな
「練習せずに本番で勝てる奴」などいない。
これは投資も同じだ。
小額でいい。1,000円でも、1万円でもいい。
少額で積立して、
- 上がった時の心理
- 下がった時の焦燥
- リスクとリターンのバランス
これを自分の体で学べ。
そうして“感情のブレ”を知ることが、後の本番で効いてくる。
投資の敵は、トランプでもコロナでも相場でもない。
真の敵は己のメンタルだ。
■ 浮いた20%を、毎月“淡々と投資”に振り分けろ
家計を管理し、生活防衛費を確保したお前には、“攻撃の資金”がある。
それが、毎月の浮いた20%。
この金を、淡々と投資に回せ。
- S&P500連動型のインデックスファンド
- 全世界株式型
- 手数料の低い優良商品
何を買うかは重要だ。だがもっと重要なのは――
「継続して投資する体制を維持できること」
つまり、これは**“筋トレ”と同じだ。**
一発のフルパワーではなく、習慣が力を生む。
生活の支出を80%に抑えて生活している者に、破綻はない、例え暴落が来ても、笑っていれば良い。
■ 最後に──“整えてから戦う”それが最強のセオリー
投資を始めたい気持ちは分かる。
だが焦るな。
- 家計管理ができてない
- 防衛費がない
- 精神的にギリギリ
- それでも“投資すれば何とかなる”と思ってる
そういう奴は、金に殴られて終わる。
俺が強いのは、戦う前に勝ちを計算しているからだ。
- 整えてから投資する
- 安定を土台に攻める
- 習慣で結果を積む
これが地上最強の投資スタイルだ。
──範沢融志、金の戦場においても、すでに“圧倒的”である。
次回は、安全資産とされる現金のインフレリスクを説明してやる。覚悟しろ
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