俺の名は範沢融志。
拳で地形を変え、意志で国家を動かすこの俺が、
今日は「現金預金がいかに脆いか」を語ってやる。
銀行に金を置いてるだけで「安心」と思ってるか?
笑わせるな。
現金とは、短期の道具だ。
長期で持てば“静かに減る毒”になる。
今から、なぜそうなるか──理屈と戦略を、叩き込んでやる。
■ 現金預金は“使い道が近い金”にだけ有効だ
銀行に金を置く。悪くない。
- 急な出費(事故・修理・医療費)
- 数ヶ月後の家電購入や旅行
- 数年内の住宅資金や教育費
こういう**“近い未来に使う金”**は、元本が減らないことが最重要。
だから、現金で持つのが最適。
だがな――
「老後の備え」「10年後の教育費」「将来の資産形成」
この“10年・20年単位の金”まで現金で寝かせてる奴、それはもう…
自分で火を付けた紙幣を、うっとり眺めてるようなもんだ。
■ インフレとは、“誰にも気づかれずに金を奪う国家の仕組み”だ
インフレ――それは経済の常識だ。
- 物価は年1〜2%ずつ上がっていく
- 給料が追いつかなければ、相対的に貧しくなる
- 同じ100万円でも、10年後には「今の価値で80万円以下」になっている
この物価上昇、止まらん。
なぜなら、国家はインフレを望んでいるからだ。
- デフレは企業も国も困る
- インフレは借金(国債)の“実質返済額”が軽くなる
- 給料も上がるように見えて、国民の不満を抑えられる
つまり、**インフレは“国家の戦略的な装置”**なんだよ。
■ 預金はインフレに無防備。何も生まない“氷漬けの資産”だ
預金金利が0.001%の時代に、インフレ率が2〜3%あれば?
実質リターンは“マイナス2〜3%”
つまり、預金してるだけで毎年お金を“失ってる”状態
1000万円の現金を10年間放置すれば、
100万円近い“購買力”が自然蒸発する。
「減ってないように見える金額」ほど、危険なものはない。
■ しかもそれ、“円だけ”だろ?──リスクの片足立ちだ
現金とは、日本円でしか存在しない。
つまりそれは、“円”という一国通貨にすべてを賭けている状態。
これはもはや、**「日本円への全力一点張り」=“円集中投資”**と呼んでいい。
だが考えてみろ。
- 日本は少子高齢化
- 人口は減少
- 社会保障費は爆増
- 円安トレンドが進行中
- 日銀は“無限緩和”状態
この国の通貨だけに、自分の未来を預ける。
それはもう、“鎖国してるような資産構成”だ。
■ 長期のお金は、世界に散らせ。通貨も、資産も、分散せよ
長期で持つ金には、**“増やす力”と“逃がす道”**が必要だ。
◆ 円建て以外の資産を持て
- 外貨建て資産(ドル、ユーロ、新興国通貨)
- グローバル株式(世界中の企業に分散)
- 米国債や外国ETFなど
通貨リスクを分散する=日本だけに依存しないということ。
世界は広い。
投資できる場所も通貨も、日本だけじゃない。
めんどくさい奴には、アメリカ株が過半数を超えているが、全世界株式インデックス投資信託という便利な商品がある。これ一本買うだけで地球を丸ごと買うに等しい。
日本の現金は「国内だけで通じる言葉」。
外貨や株式は「世界と対話できる武器」だ。
■ 最後に──強者は、“守り”にも“逃げ道”を用意している
俺は戦いの中で学んだ。
本当の強さとは、攻めの力と、退く判断の両立だ。
現金は守りだ。
だが守るだけでは勝てない。
守りながら増やすこと、それが生存戦略だ。
だから俺はこう断言する。
「短期の金は現金で守れ。だが、長期の金は“世界”で育てろ。」
「日本円だけに全てを託すな。未来は国境を越えていく。」
──範沢融志、資産においても、すでに世界最強の布陣を敷いている。
次回は貯蓄型保険は、投資信託の下位互換でしかない事を語ってやる。覚悟しろ
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